将棋の棋譜検討 3間飛車対策をおしえてください。

将棋の棋譜検討 3間飛車対策をおしえてください。

将棋倶楽部２４で9級のものです。

3間飛車が苦手です。助けてください。



3間飛車対策で7八金や6八玉とすると相手は44歩とするのが通常と、どこかで習ったのですが、結局指してもらえず、狙いの▲6五角は打てましたが、変わりに5五角と打たれてしまい、この棋譜では、攻めつぶされています。おそらく受け方がいけなかったと思うのですが、どうすればよかったでしょうか？

相手の飛車を早めに取っても△同金とされた後、△6四角とされて大変な気がして本譜では飛車は取りませんでした。



3手目の1六歩は様子見です。私は先手番が嫌いで相手が居飛車なら振り飛車、振り飛車なら居飛車で指すのが好きなので、最近では3手目に1六歩とつき、相手が居飛車か振り飛車かを確認しています。

仮に3手目に▲1六歩としないなら、▲2六歩と指しますので、今回の棋譜においては1六歩は悪手にはなっていないと思います。

居飛車なら右四間を主に使い、相手の▲1五角を牽制するために1六歩は常に指してるので損にならず、また、右桂から右四間にもできるので右四間飛車においては損にならないと思ってます。

振り飛車なら美濃囲い系で囲うことが多いので端歩をついておけば逃げ道が広がるので損にならないと思っています。



3手目に▲1六歩とするのは先手のゴキゲン中飛車ぐらいでしか見たことがないですが、ゴキゲンで指さないと損になることはありますでしょうか？



44歩と突いてきた後は持久戦にして、相手は美農などの囲いで来ると思っているので、大抵は端攻めで勝負しています。

3間飛車対策でアドバイスがあれば、是非ご指導よろしくおねがいします。







先手：私

後手：相手9級



▲７六歩 △３四歩 ▲１六歩 △３五歩 ▲７八金 △３二飛

▲２二角成 △同 銀 ▲６五角 △３三桂 ▲４三角成 △５五角

▲８八銀 △４五桂 ▲４八金 △３六歩 ▲同 歩 △同 飛

▲３七歩 △同 桂成 ▲同 桂 △同 飛成 ▲同 金 △同 角成

▲６八玉 △２八馬 ▲同 銀 △３八飛 ▲５八飛 △同 飛成

▲同 玉 △３八飛 ▲４八飛 △同 飛成 ▲同 玉 △３六桂

▲３七玉 △２八桂成 ▲５三馬 △３八飛 ▲４六玉 △６二金

▲２六角 △５三金 ▲同 角成 △３七角 ▲４五玉 △５五金

▲４四玉 △３三銀打 ▲４三玉 △４二歩 ▲同 馬 △同 銀

▲４四玉 △３三銀左



まで56手で後手の

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▲１六歩の手自体はかなり有力だと思います。こちらが居飛車を指すにしても、▲２六飛～▲３六歩と浮き飛車に構える時に予め王手飛車の筋を消している意味がありますね。



振り飛車にするにしても、あらかじめ玉の懐が広くなってるという訳なので、まずまずかと(ただし穴熊を選びにくいという短所もある)



といってもこれだけで勝負が決まる訳でもないので、一局といったところでしょうか。



▽３五歩に対して▲７八金は僕にとっては不思議な感じがします。恐らく乱戦を用意した手だと思いますが・・・



後手は３筋を攻めてくるわけなので、先手の玉は７筋～９筋方面に移動したいところです。その時に▲７八金が邪魔駒になる可能性が高いので、良いか悪いかは正直微妙です。



例えば、▽３二飛で▽４四歩と後手が乱戦を拒否すると、先手の▲７八金はよくわからない感じがします。



後手に▽４四歩とされては乱戦に持ち込みたいという先手の主張が通らないので、どうしても乱戦に持ち込みたいと主張する手段として▲７八金では直ちに▲２二角成▽同銀▲６八玉という手があります



後手が▽３二飛としたら▲６五角といったところでしょうか。ただし、この変化は未知なる部分が多いので、あらかじめ研究しておく必要がありそうです。お勧めできるかどうかは良く分かりませんが、この変化を知ってる人は少ないと思いますので、そういう意味では非常に有力な対策かもしれません。



プロのものではありませんが、アマ高段者の実戦例がありますので、ご参考までにお願いします



http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1146036361



また、上記の変化はあまりにも未知なる部分が多すぎるとして、▲７八金では▲６八玉とする手があります。



もし後手が▽３二飛なら▲２二角成～▲６五角でこの変化は先手が指せると思います。この変化につきましての詳しい内容は「石田流道場」に書かれていますので、ご参考にされてはいかがでしょうか。



ただし、▲６八玉に対してはたいてい▽４四歩と乱戦を拒否してくると思いますので、そうなっては難しい戦い方になりそうです。

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１１手目は▲８三角成が正解。▽５五角▲７七桂▽４五桂に▲５六馬で受かっています。▽３三桂は鬼殺しの狙いです。▲４三角成としたのが当然のようですが意外にも悪手でした。

３手目▲１六歩は相振り飛車になった場合に後手に端攻めを与えて悪手になる可能性がありますが、そうでないなら悪手となる変化は少ないと思います。石田流は難敵ですから、そう簡単に対策を伝授するというわけにもいきません。プロ・アマ問わず実戦譜を並べて研究するしかないでしょう。