将棋のA級順位戦の最終対局は「将棋界の一番長い日」などと言われ、テレビでも放送され深夜0時をまわったりしています。A級の最終対局以前の対局では、あんなに深夜までかかることはないのでしょうか。
やはり、最終日には気合いが違うので、余計に時間がかかってしまうのでしょうか。
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順位戦は持ち時間が各6時間。対局開始は午前10時です。
これに昼食、夕食の休憩時間等を考慮すれば、お互いに持ち時間をぎりぎりまで使えば、午前0時を回る、というのは普通にありえることです。
私は、この「一番長い日」というフレーズは、対局者というよりむしろ周囲の関係者の立場から生まれた言葉だと思っています。名人挑戦者、B1への陥落者、来期の将棋界最強の10人が決定するというとても大事な一日で、当日の勝負そのものは短くても、誰もがそのドラマの余韻に長く浸れる、という意味も込められているのではないでしょうか。
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順位戦の持ち時間は、6時間。詳しくは朝日新聞又は毎日新聞の観戦記を見ていただきたいのですが、かかる対局もあればそうでない対局もあるということだと思います。
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A級棋士10名の総当たり戦ですが、
確率的に最終戦前に、名人挑戦1名と降級者2名が決まることは稀のようです。
来期の順位にも影響するので、実質「消化試合」が存在しません。
最終局以外でも深夜に及ぶ対局は珍しくないのですが、
BSで放映される以上、ぶっちゃけ棋士は自分をアピールするチャンスです。
そういう意味では気合が違うと思います。
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タイトル戦番勝負を除く将棋会館での対局は、
朝10時開始で、昼食休憩が12時10分から13時、
夕食休憩が18時10分から19時となっています
順位戦の持ち時間は6時間で、1分未満は
時間のカウントをされません。ですから、持ち時間を
一杯まで使って120手の勝負になった場合、
午前10時+6時間+6時間+50分+50分+120分=深夜1時40分
となってしまいします。順位戦は持ち時間が長いため、
A級以外でも深夜に及ぶことは多々あります。
Bクラスで千日手指し直しなどで、翌朝に終局した対局もありますよ。
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最終局以外でも対局が深夜に及ぶことはありますし、最終局でも早く終わる対局もあります。
ただ、最終局は全対局を一斉に行うので、1局や2局は長引くものがあって当たり前ということです。
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